抗精神病剤は、主に精神にかかわる病気の薬物療法のために使用される薬で、カテゴリとしては向精神薬の仲間になります。簡単に言えば、風邪薬の中の咳止めのようなイメージで、精神に関与する効果が期待できることはもちろんですし、特化した症状に対しての効果も期待できるものです。

抗精神病剤は、どのような特徴があるのでしょうか。

抗精神病剤の特徴とは?

抗精神病剤は、先にも少し触れましたが、大きなカテゴリとしては向精神薬の仲間であり、その中のうちの抗精神病薬としてポジションがあります。

具体的には精神に作用する薬の中でもドーパミンに関係している病気に対して使われる薬となります。抗精神病薬の大きな特徴として、脳内の神経伝達物質として有名なドーパミンの過剰な分泌を抑制するという働きがあります。

ソース■セロクエルと眠気について http://www.ntp-k.org/medicine/mental/seroquel.html

人間の体はドーパミンという快感を感じたときに分泌されるものが、過剰な状態になると、激しい妄想や幻聴、幻覚、といったように、現実社会への認識が低下することがあります。

こうした状態では日常生活に支障があるので、過剰に分泌されているドーパミンを抑制してあげる必要があるため、抗精神病薬が使用されます。

幻聴や幻覚がある状態だと、黙って座っていることもできませんから、周囲の家族が気づかないということはないでしょう。

抗精神病剤は2つのタイプに分かれている

抗精神病薬の次なる特徴として、2つのタイプに分かれることが挙げられます。定型と、非定型というものに分かれていて、定型は従来使用されていた古いタイプ、非定型は近年開発された新しいタイプといえます。

新旧の違いの他に、定型に比べて、非定型の方が、脳内の分泌物などで改善したい部分をピンポイントにとらえることができる、治療の効果が高い、副作用が少ないと言ったメリットが多いので、現状では非定型の方を主流として使用しています。

どうしても脳に直接作用する薬は副作用が多くて、不快な思いをすることが多いものです。薬を使用しているときは副作用、薬をやめるときには離脱症状などが起こることがあるので、扱う際には、しっかりとドクターの指示や指導を守ることが大切です。

抗精神病剤は、名称が変わる可能性がある

抗精神病剤は、名称自体に精神病という単語が入っていて、その部分が偏見や誤解につながることがあると考えられており、薬の名称でありながらも、変更になる可能性があります。

このような理由で名称が変更になったものでは、認知症や統合失調症があります。これらはもともと、痴呆とか、痴呆症、精神分裂症と言われていたもので、それぞれの印象や、使用されている漢字が持っている意味やイメージなども考慮されて、現在の形に変更となったものです。

具体的にいつ変更になるか、どんな風に変更になるかはわかりませんが、その可能性は大いにあります。

抗精神病剤は今後も進化していく薬

定型と非定型で効き目や効果にも違いがあるように、この次に開発や研究が進んで使用されるようになる第三世代の薬はさらなる進化を遂げていることが期待されます。

ストレス社会ではドーパミンなどのコントロールが崩れることもあるため、抗精神病剤の存在にも注目される機会が増えると言えます。

新しいタイプが登場することによって各種治療の効果が大きく前進することにつながるので、今後の開発や研究などの結果にはますますの関心が高まり、期待が寄せられるものになるでしょう。